「STAY HOME MINI-THEATER」オンライン上映が決定しました!
- 2020年5月13日
「STAY HOME MINI-THEATER」オンライン上映が決定しました!
コロナ禍の自粛要請が行われる中、劇場をはじめ映画業界への支援として、
2日間にわたって映画「SAVE THE CLUB NOON」をオンライン上映いたします!
本作の劇場収入分はミニシアターエイド基金への追加支援金とさせて頂きます。
上映後には、本編ご出演の いとうせいこう さん、BuzzFeed Japan記者の 神庭亮介 さん、本編監督の 宮本杜朗 によるZoomトークの模様をご覧いただけます。
NOON裁判から風営法改正後の現在に至る流れや、映画本編へ寄せる思い、コロナ禍で混乱する社会のいまと今後についてなど、熱~い内容となっています!
どうぞご覧ください!
映画「SAVE THE CLUB NOON」オンライン上映
2020年5月16日(土) 20:00 上映+TALK
2020年5月17日(日) 14:00 上映+TALK
※本上映はトークショー含めアーカイブなしのオンタイム1回上映となります。
【TICKET】
¥1,500
上映当日0:00よりチケット販売開始いたします。
STAY HOME MINI-THEATER HPよりご購入いただけます。
【ZOOM TALK GUEST】
いとうせいこう(ミュージシャン、タレント、作家、ラッパー)
神庭亮介(BuzzFeed Japan記者)
宮本杜朗(監督)
(敬称略)
※Zoomにより収録。上映両日とも同じ内容のトークショーとなります。
※上映10分前から入館可。予告編、Waiting Movie、に続いて本編の上映となります。
※本作の劇場収入分はミニシアターエイド基金への追加支援金とさせて頂きます。
- close -
COMMENTS
(敬称略)
音楽聴いて飲んでだべって踊るくらい良いではないか‥
いましろたかし(漫画家)
音楽聴いて飲んでだべって踊るくらい良いではないか‥と普通思いますが国家権力は簡単にそんなことも禁止出来るわけで、当然と認識していた権利はそうではないんだと理解することから始めないといけないのではないでしょうか?
それが今時ということなので。うっとうしい限りですが‥
日本国の未来にまだ絶望しない
勝谷誠彦(コラムニスト)
クラブなるものに私は行ったことがない。
しかしそこで起きていることを聞くと、今の日本のあらゆる場所でなしくずしになされていることと同じだと感じた。法や正義、現場の良識が蹂躙され、強いものの都合と裁量に従わそうとする。これらは私たちみんなの問題でありNOONでの出来事は、ひとつのショウウインドウなのだ。
しかし、その理不尽に対して立ち上がる人々がこれだけいるということで、私は日本国の未来にまだ絶望しない。
観客に考え続けることを求める映画
神庭亮介(新聞記者)
あえてカタルシスを避けたラストにうなる。
劇場を出た後も風営法問題は続く。
観客に考え続けることを求める映画です。
行動した、ということがまず重要だと思う
齋藤貴弘 (弁護士)
皆でひた向きに作り上げてきたクラブという場、それがいかに輝かしいもので、でもいかにもろいものだったか。全国的な広がりを見せた風営法によるクラブの摘発はまずそのことを皆に知らしめ、そして皆の行動を促した。
法改正を訴える署名、各種勉強会やイベント、事業者団体の設立、クラブ周辺地域のゴミ拾い、地元町内会や商店街との関係構築、国会議員に対するロビー活動、そしてこのようなドキュメンタリーの制作、さらにはクラウドファンディングを通じた金銭的なサポート等々。行動した、ということがまず重要だと思う。色々な立場で色々な人が色々な行動をしたけど、自分たちの場をより輝きある場にするためのポジティブな思いは共通していた。
この風営法をめぐる貴重なドキュメンタリーがテーマとしているのは、クラブやダンスについてだけでもないし、もちろんCLUB NOONの摘発だけではない。
大切なものを守るため、考えることの大切さ、そして行動することの大切さを教えてくれる貴重な映像作品である。
ごきげんな音楽がいっぱい詰まった映画が出来ました
安田謙一(ロック漫筆)
NOONに風営法違反という名目で摘発が入ったこと、それに抗議する運動について、もちろん関心は持っていたけれど、少し距離を置いて見ていた。まず、自分自身がクラブで遊ぶことやレコードを廻すことから縁遠くなってしまったことが大きな理由だ。
多くの友人たちがまだそこを生活の拠点としていることを理解しつつも、それぞれ、なんとか上手くやっていけるだろう、と楽観的に考えていた。また、「踊る権利」という強い言葉の前に、腰がひけてしまったところもあった。そういう意味で映画『SAVE THE CLUB NOON』には後ろめたいような、眩しいものを見るような、そんな感情を持っていた、というのが正直なところ。
今年の夏、住んでいる町に古くからある本屋さんが閉店した。その喪失感はボディブロウのように効いてくる。あたりまえのように存在するものが、気がつけば目の前から消えて無くなっている。これからの人生、幾度もこんな思いを繰り返していくことだろう。本屋は経営不振で閉店した。知らせを聞いたときには、客の立場として、なんとかならないだろうか、と足らぬ頭を働かせた。が、やはりどうにもならないと悟った。と、考えてやっと気がついた。
NOONと本屋は話が違う。
NOONは、これから、どうにでもなる可能性がある。どうにかしなくてはいけないのだ。
『SAVE THE CLUB NOON』の中で淡々と語るお店の代表者、マネージャーの顔を見ていると、とても特別な場所の特殊な出来事とは思えない。あたりまえのように存在するものが、気がつけば目の前から"消されて無くなる"恐怖。決して他人事ではない。
とても大事な話と、ごきげんな音楽がいっぱい詰まった映画が出来ました。
くねくね、ゆらゆら、したいんです
二階堂和美(歌手/作詞作曲家/僧侶)
中学生の頃、姉のカセットテープを盗み聞きして、その中でダントツに気に入ったのがブルーハーツの「ダンス・ナンバー」という曲で、「誰かが決めた ステップなんて 関係ないんだ デタラメでいいよ」というフレーズにしびれて、自分の、踊りとも言えない変な踊りも密かに肯定できて、それが今へと続くひとつの大きな励ましでもあり、半径50センチくらいの円の中で踏むでたらめのステップが自分を楽しませ続けてきたことを思うと、広いスペースがなければ踊ってはいけない法律は、全然解せない。
くねくね、ゆらゆら、したいんです。
そこにスペースなんか、関係ないんです。
どうしてそれがわからないのかしら。